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怪盗ルパン伝アバンチュリエ出版挑戦の軌跡

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従来の出版社主導の雑誌連載とは違う方向で漫画制作を継続し、『アルセーヌ・ルパン』シリーズ原典の完全漫画化を目指す『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』。その挑戦の記録を載せていきます。
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#マンガ

やっぱりあれはルパン三世じゃなかった、みんなで色々調べて納得

たくさんの皆様が調査して下さったおかげで、いろいろ情報が出てきました。知見が深まったので大変感謝です! 調べていくうちに楽しくなってきてしまいました(笑)。フランスにおける『ルパン三世』受容史として結構面白い読み物になったかもです。 本題はこちらのnoteでの問題提起の補足です。あれを書いたタイミングでは知らなかった情報や見方が出てきて、僕の方もさらに考えを深めることができ、非常に勉強になりました。しかし、Netflixドラマ『LUPIN/ルパン』の主演男優が「モンキー・パ

kindle Direct Publishing(KDP)で10万部換算突破! シリーズ累計40万部達成

kindle Direct Publishing (KDP)で10万部突破1,KDPのオペレートページ 先日思い立って、kindle Direct Publishing(KDP)のオペレートページ(「レポート」というタブ)を詳しく研究してみました。すると… 発売開始からの総売上部数 発売開始からのkindle Unlimited 総既読KENP 発売開始からの総売上 この辺全部、参照する事ができるんですね。便利! 恥ずかしながら今まで毎日/毎月の注文数や売上アベレ

3月末にお伝えしたアバンチュリエ『813』連載継続の勝利条件「その後」――果たしてどうなった?

まず前提表題の通り、3月末にお話した件の「その後」をご報告いたします。 まず、3月末日の時点での状況はこんな感じでした。 詳しくはリンク先を読んで欲しいのですが、簡単に言うと「813連載継続への勝利条件」は 1,フランス版の2022年の全売上結果が想定通り、もしくは想定以上。 2,次いで2023年中に他の国でも出版し、さらなる世界展開をする この2条件です。 そして、まずは1のハッキリした数字が、4月末に出ました。 さて、結果は…… 2022年のフランス版の売上結果や

フランス/パリ・モンパルナスのfnacで森田崇サイン会&インタビュー

【2023年4月5日】フランスのマンガレーベルKUROKAWAの招待を受けてのリヨンで行われた『QUAIS DU POLAR』から始まるフランス滞在中に、パリ・モンパルナスのfnac(日本で言うヨドバシみたいなお店でした)でサイン会が行われ、インタビューを受けてきました。 パリで夕方まで8つの雑誌インタビュー夕方に行われるモンパルナスfnacのサイン会の前に、8つの雑誌のインタビューが行われました。日本のアニメを扱う雑誌から社会派のものまでいろいろなものがあったように思いま

フランス/ルパンの聖地エトルタでM6テレビの取材を受けてきました

【2023年4月3日~4月4日】ルパンの聖地エトルタでM6テレビの取材 リヨンからパリを経てエトルタへ リヨンで行われた『QUAIS DU POLAR』へのゲスト参加を終え、次の日からはアルセーヌ・ルパンの聖地エトルタに向かいました。 エトルタは2019年に我々で企画した「ルパン聖地巡礼ツアー」以来、4年ぶり3回目。前回は長距離バスを利用したのですが、今回はサン・ラザール駅からルーアン、ル・アーブルを経由する電車コース。ルパン譚でいうと『謎の旅行者』でも使った王道コース

フランスのノワール・ミステリー系文学イベント『QUAIS DU POLAR』に森田崇が招待されました!

【2023年3月31日~】すでに10日ほど前にフランスでKUROKAWAさまから発表がありましたが、こんなイベント招待していただきました! 『QUAIS DU POLAR(ケ・デュ・ポーラー)』 フランスのリヨンで行われる、ヨーロッパの伝統的なスリラー・推理・ミステリー系の文学イベントです! 3月28日出発でフランスに渡って、このイベントに行ってきます!  『JAPAN EXPO』のような漫画イベントではないのですが、逆にミステリー系のイベントなので、漫画家を招待するの

『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』現況報告と今後の展望(2023.03.20現在)

1,現況報告【1】ルパン帝国再誕計画立ち上げによる『813』始動~現在まで お待ちくださっている方はご承知の通り、2023年3月20日現在、長らく『813』の更新が止まっております。この記事では、『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』813篇の連載の現在の状況と、今後の展望をご説明します。 ご存知の通り、講談社イブニングでスタートした『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』は、次いで小学館系列のヒーローズでの連載が『奇巌城』編で終了して以降、『813』の執筆体制からは従来の「漫画家が原稿

フランス版『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』が、その名も『ARSÈNE LUPIN』のタイトルでKUROKAWAから新装版発売/底本は【再誕計画版】の全10巻

【2022年5月12日】フランス版『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』が、その名も『ARSÈNE LUPIN』のタイトルでKUROKAWAから発売されました。(Amazon.frで日本からも買えます!) まずは第1巻、第2巻の発売ですが、これから1年かけて、『奇巌城』までの全10巻を順次刊行予定です。 ※追記:全10巻発売されました! フランス版『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』 ●出版社KUROKAWAの『ARSÈNE LUPIN』のページ ●大手マンガサイトMANGA-N

『怪盗ルパン伝アバンチュリエ 813〈上〉』待望の“紙”書籍化

【2021年3月31日】『怪盗ルパン伝アバンチュリエ 813〈上〉』待望の“紙”書籍化です! 出版社様は…なんと『ぴあ』社様から! ★内容紹介『奇巌城』事件の悲劇の後 アルセーヌ・ルパンの消息は パリはおろか、世界中のいかなる地からも 聞こえてこなかった。 それから4年。 パリのパレス・ホテルで、ダイヤモンド王 ケッセルバッハが殺された! 現場に残された血染めの名刺には 「アルセーヌ・ルパン」の文字が…。 ルパンは変わってしまったのか? そして謎の言葉「APO ON」と「8

怪盗ルパン伝アバンチュリエ【単話版】『813』編連載再開/毎月1日配信

【2021年3月1日】『怪盗ルパン伝アバンチュリエ【単話版】813編』の連載を再開いたしました。 以降、しばらくは月1回――毎月1日配信予定です。 現状まだ体制が安定せず、試行錯誤や突発的な問題も多いので、月2回刊は時期尚早との判断です。ひとまず月産ペースは落としつつ、月イチでコンスタントにリリースできたらと思います。状況が許せばペースを上げていきたいと思いますので、改めてよろしくお願いします。 『813』編は、下記 怪盗ルパン伝アバンチュリエ【単話版】81巻 からです

『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』の今後のリリース体制について(2021年1月12日現在)

年末年始あたりに『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』の今後のリリース体制などについてお知らせがあります、とプチ予告をしていたのですが、遅くなりましたが、その事について発表いたします。 ザックリ言って、良いニュースと悪いニュースがあります。 【ネガティブなニュース】2021年より、諸事情により、大洋図書様を通じた多ストア配信を終了し、弊社エギーユ・クルーズのKDP直接配信による「kindle専売体制」に戻ります。 今後はkindle以外のストアではご購入できなくなります。『813

森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ【単話版】』新章『813』編kindleダイレクトパブリッシング(KDP)にて連載開始

【2020年5月】森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』の新章『813』編が、kindleダイレクトパブリッシング(KDP)にて連載開始した。同シリーズは今後【単話版】で連載を継続し、【再誕計画版】として従来の単行本ボリュームの発売をする。 『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』は、モーリス・ルブランの『アルセーヌ・ルパン』シリーズを、ルパン初登場の『アルセーヌ・ルパンの逮捕』から原典にできるだけ忠実に漫画化するコンセプトの作品。 怪盗ルパン伝アバンチュリエ【再誕計画版】(単行本)

〈特集VS怪盗紳士ルパン〉表紙に怪盗ルパン伝アバンチュリエ/ハヤカワミステリマガジン2018年11月号

【2018年9月25日】ハヤカワミステリマガジン2018年11月号にて「特集/VS怪盗紳士ルパン」が行われ、表紙に『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』のアルセーヌ・ルパンが採用された。 特集◎VS怪盗紳士ルパン ルパンVSホームズもののパスティーシュとしては最古と思われるマッサンから、北原尚彦氏の捻りのきいたVS犯罪王の最新短篇まで。 「アルセーヌ・ルパンとハーロック・ショームズ」 アンドレ・マッサン/萩原 純・訳 「アルセーヌ・ルパン最後の飛行」 ポール・ファルグ/江村諭

森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ【著者再編集版】』kindleダイレクトパブリッシング(KDP)にて配信開始

【2018年2月】森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』が、講談社連載分(全5冊)とヒーローズ連載分(全5冊)を【著者再編集版】として再編集(後に【再誕計画版】と改題)し、kindleダイレクトパブリッシング(KDP)にて配信を開始。同年の売上は1000万円を超え、電子書籍業界で大きな話題をさらった。 森田は同時にプロジェクト『ルパン帝国再誕計画』を発表。従来の出版社連載に拠らない発表形式を模索し、『アルセーヌ・ルパン』シリーズを描き続ける道を探る。 『怪盗ルパン伝アバンチ