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怪盗ルパン伝アバンチュリエ出版挑戦の軌跡

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従来の出版社主導の雑誌連載とは違う方向で漫画制作を継続し、『アルセーヌ・ルパン』シリーズ原典の完全漫画化を目指す『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』。その挑戦の記録を載せていきます。
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記事一覧

ノサカラボpresents『ミステリーサンデー』でアルセーヌ・ルパントーク/森田崇がゲストとして出演

【2023年10月22日】朗読劇『アルセーヌ・ルパン』を上演されているノサカラボさんのラジオ、ノサカラボpresents『ミステリーサンデー』に私、森田崇がゲストとして招待され、先日収録に行ってきました! 収録場所は渋谷の道玄坂の奥にあるスタジオで、人気の芸能人さんたちも利用されてるみたい。 ノサカラボの野坂実さんと一緒に写真撮ってもらいましたよ😆 2回収録の予定が話が弾んで3回分になってしまいました(笑)。 1回10分だから、話が弾んでこうなると思った!(笑) 以下

シリーズ累計42万部突破確定!

1,前回の概算 2か月ほど前、シリーズ累計40万部突破のご報告として、こういう記事を書きました。 が、厳密に言うとこの記事を書いた時点では、フランスのヒーローズ経由の旧版の数字と、大洋図書経由の電子多ストア展開分の数字は推測。なので正確な数字は示さずに、若干厳しめの概算で、「40万部突破」とご報告しておりました。(上記の記事参照) 2,不明であった数字が出揃いました それがこのたび、このふたつの数字がどちらも出揃いましたので、ご報告します。それぞれの担当さま、古い話

やっぱりあれはルパン三世じゃなかった、みんなで色々調べて納得

たくさんの皆様が調査して下さったおかげで、いろいろ情報が出てきました。知見が深まったので大変感謝です! 調べていくうちに楽しくなってきてしまいました(笑)。フランスにおける『ルパン三世』受容史として結構面白い読み物になったかもです。 本題はこちらのnoteでの問題提起の補足です。あれを書いたタイミングでは知らなかった情報や見方が出てきて、僕の方もさらに考えを深めることができ、非常に勉強になりました。しかし、Netflixドラマ『LUPIN/ルパン』の主演男優が「モンキー・パ

世界最速ヒットした仏ドラマ「ルパン」 主演俳優がファンだったのは漫画「ルパン三世」?……ではない

※解決篇あります! Netflixドラマ『LUPIN/ルパン』1,『LUPIN』パート3予告来た! オマール・シーの『LUPIN/ルパン』パート3の予告、来ましたね! しかもさっそく「黒真珠」という原典キーワードが! 原典アルセーヌ・ルパンガチ勢であり、そして原典ルパンへのリスペクト溢れるオマール・ルパン/アサン・ディオップにノックアウトさせられた身としては、ワクワクせざるを得ない! 2,オマールがファンだったのは漫画「ルパン三世」ではない さて。パート3が始まるのは

KDP出版作品の更新時の挙動について

前文今月は、『怪盗ルパン伝アバンチュリエ【単話版】』新装表紙ver.の更新リリースが遅くなって、大変失礼いたしました。提出してから5日間以上、「提出された本がKindleストアで出版されました。」メールが届いてから3日間というのは今までの経験上異例の遅さで非常に焦ったのですが、おかげでどうやらKDPで作品を更新した時のAmazon販売ページの挙動がわかってきたので、今後同じような状態になった時の読者の皆様への説明と、自分への覚書のため、ここに記しておきます。 1,新刊本と既

kindle Direct Publishing(KDP)で10万部換算突破! シリーズ累計40万部達成

kindle Direct Publishing (KDP)で10万部突破1,KDPのオペレートページ 先日思い立って、kindle Direct Publishing(KDP)のオペレートページ(「レポート」というタブ)を詳しく研究してみました。すると… 発売開始からの総売上部数 発売開始からのkindle Unlimited 総既読KENP 発売開始からの総売上 この辺全部、参照する事ができるんですね。便利! 恥ずかしながら今まで毎日/毎月の注文数や売上アベレ

3月末にお伝えしたアバンチュリエ『813』連載継続の勝利条件「その後」――果たしてどうなった?

まず前提表題の通り、3月末にお話した件の「その後」をご報告いたします。 まず、3月末日の時点での状況はこんな感じでした。 詳しくはリンク先を読んで欲しいのですが、簡単に言うと「813連載継続への勝利条件」は 1,フランス版の2022年の全売上結果が想定通り、もしくは想定以上。 2,次いで2023年中に他の国でも出版し、さらなる世界展開をする この2条件です。 そして、まずは1のハッキリした数字が、4月末に出ました。 さて、結果は…… 2022年のフランス版の売上結果や

フランス/リールでのKUROFANツアーに森田崇参加/インタビューイベントとサイン会

【2023年4月8日】KUROKAWAの招待を受けてのリヨンで行われた『QUAIS DU POLAR』から始まるフランス滞在中に、フランス北部の街リールで行われたKUROKAWAのイベントKURO FAN ツアーに参加。インタビューイベントとサイン会をしてきました! これまでのフランス滞在これまでのフランス滞在中の記事です。 パリ北駅出発パリは北駅(GARE DU NORD)から出発です。ここはルパンクラスタ的には触れずにはおれない。ハーロック・ショームズがパリに降り立つ

フランスの出版社Editisの日本マンガレーベルKUROKAWAさんに森田崇ご訪問

【2023年4月6日】リヨンで行われた『QUAIS DU POLAR』から始まるフランス滞在中に、『ARSÈNE LUPIN(邦題:怪盗ルパン伝アバンチュリエ)』を出してくれている、フランスの出版社Editisの日本マンガレーベルKUROKAWAさんにご訪問&インタビュー受けてきました。 これまでのフランス滞在これまでのフランス滞在中の記事です。 KUROKAWAさんご訪問KUROKAWAさんはフランスで日本漫画を出して下さっているレーベル。拙作『怪盗ルパン伝アバンチュリ

フランス/パリ・モンパルナスのfnacで森田崇サイン会&インタビュー

【2023年4月5日】フランスのマンガレーベルKUROKAWAの招待を受けてのリヨンで行われた『QUAIS DU POLAR』から始まるフランス滞在中に、パリ・モンパルナスのfnac(日本で言うヨドバシみたいなお店でした)でサイン会が行われ、インタビューを受けてきました。 パリで夕方まで8つの雑誌インタビュー夕方に行われるモンパルナスfnacのサイン会の前に、8つの雑誌のインタビューが行われました。日本のアニメを扱う雑誌から社会派のものまでいろいろなものがあったように思いま

フランス/ルパンの聖地エトルタでM6テレビの取材を受けてきました

【2023年4月3日~4月4日】ルパンの聖地エトルタでM6テレビの取材 リヨンからパリを経てエトルタへ リヨンで行われた『QUAIS DU POLAR』へのゲスト参加を終え、次の日からはアルセーヌ・ルパンの聖地エトルタに向かいました。 エトルタは2019年に我々で企画した「ルパン聖地巡礼ツアー」以来、4年ぶり3回目。前回は長距離バスを利用したのですが、今回はサン・ラザール駅からルーアン、ル・アーブルを経由する電車コース。ルパン譚でいうと『謎の旅行者』でも使った王道コース

フランス/リヨンで行われたミステリ・ノワール作品の伝統的文学イベント『QUAIS DU POLAR』に森田崇がゲストとして参加

【2023年3月31日~4月2日】フランスのリヨンで行われたミステリ・ノワール作品の伝統的文学イベント『QUAIS DU POLAR(ケ・デュ・ポーラー)』に、『ARSÈNE LUPIN(邦題:怪盗ルパン伝アバンチュリエ)』の漫画家・森田崇がゲストとして招待され、『森田崇と1時間』と題するステージをはじめとする4本のイベント登壇、サイン会などを行ってきました。大変遅くなりましたが、記録としてまとめておきます! 『QUAIS DU POLAR』大会場 メイン会場です。登壇し

フランスのノワール・ミステリー系文学イベント『QUAIS DU POLAR』に森田崇が招待されました!

【2023年3月31日~】すでに10日ほど前にフランスでKUROKAWAさまから発表がありましたが、こんなイベント招待していただきました! 『QUAIS DU POLAR(ケ・デュ・ポーラー)』 フランスのリヨンで行われる、ヨーロッパの伝統的なスリラー・推理・ミステリー系の文学イベントです! 3月28日出発でフランスに渡って、このイベントに行ってきます!  『JAPAN EXPO』のような漫画イベントではないのですが、逆にミステリー系のイベントなので、漫画家を招待するの

『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』現況報告と今後の展望(2023.03.20現在)

1,現況報告【1】ルパン帝国再誕計画立ち上げによる『813』始動~現在まで お待ちくださっている方はご承知の通り、2023年3月20日現在、長らく『813』の更新が止まっております。この記事では、『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』813篇の連載の現在の状況と、今後の展望をご説明します。 ご存知の通り、講談社イブニングでスタートした『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』は、次いで小学館系列のヒーローズでの連載が『奇巌城』編で終了して以降、『813』の執筆体制からは従来の「漫画家が原稿