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怪盗ルパン伝アバンチュリエ出版挑戦の軌跡

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従来の出版社主導の雑誌連載とは違う方向で漫画制作を継続し、『アルセーヌ・ルパン』シリーズ原典の完全漫画化を目指す『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』。その挑戦の記録を載せていきます。
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#小説

3月末にお伝えしたアバンチュリエ『813』連載継続の勝利条件「その後」――果たしてどうなった?

まず前提表題の通り、3月末にお話した件の「その後」をご報告いたします。 まず、3月末日の時点での状況はこんな感じでした。 詳しくはリンク先を読んで欲しいのですが、簡単に言うと「813連載継続への勝利条件」は 1,フランス版の2022年の全売上結果が想定通り、もしくは想定以上。 2,次いで2023年中に他の国でも出版し、さらなる世界展開をする この2条件です。 そして、まずは1のハッキリした数字が、4月末に出ました。 さて、結果は…… 2022年のフランス版の売上結果や

フランスのノワール・ミステリー系文学イベント『QUAIS DU POLAR』に森田崇が招待されました!

【2023年3月31日~】すでに10日ほど前にフランスでKUROKAWAさまから発表がありましたが、こんなイベント招待していただきました! 『QUAIS DU POLAR(ケ・デュ・ポーラー)』 フランスのリヨンで行われる、ヨーロッパの伝統的なスリラー・推理・ミステリー系の文学イベントです! 3月28日出発でフランスに渡って、このイベントに行ってきます!  『JAPAN EXPO』のような漫画イベントではないのですが、逆にミステリー系のイベントなので、漫画家を招待するの

『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』現況報告と今後の展望(2023.03.20現在)

1,現況報告【1】ルパン帝国再誕計画立ち上げによる『813』始動~現在まで お待ちくださっている方はご承知の通り、2023年3月20日現在、長らく『813』の更新が止まっております。この記事では、『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』813篇の連載の現在の状況と、今後の展望をご説明します。 ご存知の通り、講談社イブニングでスタートした『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』は、次いで小学館系列のヒーローズでの連載が『奇巌城』編で終了して以降、『813』の執筆体制からは従来の「漫画家が原稿

フランス版『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』が、その名も『ARSÈNE LUPIN』のタイトルでKUROKAWAから新装版発売/底本は【再誕計画版】の全10巻

【2022年5月12日】フランス版『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』が、その名も『ARSÈNE LUPIN』のタイトルでKUROKAWAから発売されました。(Amazon.frで日本からも買えます!) まずは第1巻、第2巻の発売ですが、これから1年かけて、『奇巌城』までの全10巻を順次刊行予定です。 ※追記:全10巻発売されました! フランス版『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』 <

『怪盗ルパン伝アバンチュリエ 813〈上〉』待望の“紙”書籍化

【2021年3月31日】『怪盗ルパン伝アバンチュリエ 813〈上〉』待望の“紙”書籍化です! 出版社様は…なんと『ぴあ』社様から! ★内容紹介『奇巌城』事件の悲劇の後 アルセーヌ・ルパンの消息は パリはおろか、世界中のいかなる地からも 聞こえてこなかった。 それから4年。 パリのパレス・ホテルで、ダイヤモンド王 ケッセルバッハが殺された! 現場に残された血染めの名刺には 「アルセーヌ・ルパン」の文字が…。 ルパンは変わってしまったのか? そして謎の言葉「APO ON」と「8

怪盗ルパン伝アバンチュリエ【単話版】『813』編連載再開/毎月1日配信

【2021年3月1日】『怪盗ルパン伝アバンチュリエ【単話版】813編』の連載を再開いたしました。 以降、しばらくは月1回――毎月1日配信予定です。 現状まだ体制が安定せず、試行錯誤や突発的な問題も多いので、月2回刊は時期尚早との判断です。ひとまず月産ペースは落としつつ、月イチでコンスタントにリリースできたらと思います。状況が許せばペースを上げていきたいと思いますので、改めてよろしくお願いします。 『813』編は、下記 怪盗ルパン伝アバンチュリエ【単話版】81巻 からです

『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』の今後のリリース体制について(2021年1月12日現在)

年末年始あたりに『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』の今後のリリース体制などについてお知らせがあります、とプチ予告をしていたのですが、遅くなりましたが、その事について発表いたします。 ザックリ言って、良いニュースと悪いニュースがあります。 【ネガティブなニュース】2021年より、諸事情により、大洋図書様を通じた多ストア配信を終了し、弊社エギーユ・クルーズのKDP直接配信による「kindle専売体制」に戻ります。 今後はkindle以外のストアではご購入できなくなります。『813

森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ【単話版】』新章『813』編kindleダイレクトパブリッシング(KDP)にて連載開始

【2020年5月】森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』の新章『813』編が、kindleダイレクトパブリッシング(KDP)にて連載開始した。同シリーズは今後【単話版】で連載を継続し、【再誕計画版】として従来の単行本ボリュームの発売をする。 『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』は、モーリス・ルブランの『アルセーヌ・ルパン』シリーズを、ルパン初登場の『アルセーヌ・ルパンの逮捕』から原典にできるだけ忠実に漫画化するコンセプトの作品。 怪盗ルパン伝アバンチュリエ【再誕計画版】(単行本)

怪盗ルパン伝アバンチュリエ×ハヤカワ文庫コラボ/描き下ろし全面帯で発売

【2019年2月】怪盗ルパン伝アバンチュリエ×ハヤカワ文庫コラボフェア! 2019年に発売したハヤカワ文庫トール版ルパンの全面帯に、描き下ろしイラストを描かせていただきました。『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』イラスト帯バージョン、モーリス・ルブラン『カリオストロ伯爵夫人』『奇岩城』。全国主要書店にて発売! 『奇岩城』に関しては『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』でも描ききったのですが、『カリオストロ伯爵夫人』については僕の今回初めての公式イラスト化。この作品は20歳のアルセーヌ・

〈特集VS怪盗紳士ルパン〉表紙に怪盗ルパン伝アバンチュリエ/ハヤカワミステリマガジン2018年11月号

【2018年9月25日】ハヤカワミステリマガジン2018年11月号にて「特集/VS怪盗紳士ルパン」が行われ、表紙に『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』のアルセーヌ・ルパンが採用された。 特集◎VS怪盗紳士ルパン ルパンVSホームズもののパスティーシュとしては最古と思われるマッサンから、北原尚彦氏の捻りのきいたVS犯罪王の最新短篇まで。 「アルセーヌ・ルパンとハーロック・ショームズ」 アンドレ・マッサン/萩原 純・訳 「アルセーヌ・ルパン最後の飛行」 ポール・ファルグ/江村諭

森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ【著者再編集版】』kindleダイレクトパブリッシング(KDP)にて配信開始

【2018年2月】森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』が、講談社連載分(全5冊)とヒーローズ連載分(全5冊)を【著者再編集版】として再編集(後に【再誕計画版】と改題)し、kindleダイレクトパブリッシング(KDP)にて配信を開始。同年の売上は1000万円を超え、電子書籍業界で大きな話題をさらった。 森田は同時にプロジェクト『ルパン帝国再誕計画』を発表。従来の出版社連載に拠らない発表形式を模索し、『アルセーヌ・ルパン』シリーズを描き続ける道を探る。 『怪盗ルパン伝アバンチ

特集「このミステリ・コミックが大好き!」森田崇もエッセイ漫画を寄稿/ハヤカワミステリマガジン2017年7月号

【2017年5月25日】ハヤカワミステリマガジン2017年7月号で「このミステリ・コミックが大好き!」特集。森田崇もエッセイ漫画を寄稿。 森田崇もエッセイ漫画を寄稿しました! また、ミステリ研究家の日下三蔵先生、ホームズ研究家の北原尚彦先生の対談では、『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』についても大いに語ってくださってます。 ●北原尚彦×日下三蔵「ミステリ・コミック『金田一少年の事件簿』~現在まで」 ●森田崇「『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』アルセーヌ・ルパン氏の出張コマーシャ

森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』月刊ヒーローズ連載終了

【2016年4月号】森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』が、2016年4月号にて月刊ヒーローズでの連載を終了した。 『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』は、モーリス・ルブランの『アルセーヌ・ルパン』シリーズを、ルパン初登場の『アルセーヌ・ルパンの逮捕』から原典にできるだけ忠実に漫画化するコンセプトの作品。 月刊ヒーローズ連載終了後、2018年より、kindle ダイレクトパブリッシング(KDP)で【著者再編集版(再誕計画版)】として全体を再編、体制を整えて連載を続ける事になる。

フランスで『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』ヒーローズ版が『ARSÈNE LUPIN L’AVENTURIER』のタイトルで出版 KUROKAWAから

【2015年11月10日】森田崇『怪盗ルパン伝アバンチュリエ』ヒーローズ版がフランスで『ARSÈNE LUPIN L’AVENTURIER』のタイトルでKUROKAWAから出版された。講談社分は含まれておらず、ヒーローズ分のみの全5巻となる。 この版は後に森田とヒーローズの契約終了に伴い絶版となるが、フランスで確かな存在感を放ち、2016 JAPAN EXPO 少年部門、2017 MangaWA賞 などにノミネートされ、『Le Point』等にも記事が掲載。2022年からの